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会社設立
２００６年商法改正により、資本金1円からでも、役員が1人でも株式会社を設 立できるようになりました。
これにより独立、起業を考えていたが、資本金がネックで断念していた方、役員が揃わなかった方、個人事業主だからあきらめていた方も会社設立が可能になりました。
◎個人事業よりも信用が高まる。
◎税金面で有利
個人事業の場合の所得税は、所得が増えれば増えるほど税率がアップして支払う税 金も増えるという累進課税が採用されており、最高で50%を税金として納めなければ なりません。
一方、株式会社には累進課税が適用されず、所得税と異なり法人税の税率は定率ですので年間で一定額以上の所得がある場合でしたら株式会社にすることをお勧めしま す。 だいたい総所得で１０００万円以上が目安となるでしょう。
◎倒産時のリスクの軽減
個人事業では無限責任となり会社の債務は全額個人が負担しなくてはなりませんでした。 株式会社に変更すれば、有限責任で出資した額を限度として責任を負えばよいことになります。
会社が倒産した場合でも、「出資したお金が返ってこないだけ」ということになります。
【株式会社の設立手順】
①商号、目的、本店所在地、資本金を決定
②類似商号の調査（新会社法では任意）
③株主となってくれる出資者（発起人）を募る
④代表印の作成
⑤役員や発行株式総数などを決定
⑥事業年度を決める
⑦発起人と役員の印鑑証明書を用意する
⑧定款・議事録の作成
⑨公証人の定款認証
⑩金融機関への出資金の払込み
⑪設立時取締役などによる設立事項の調査
⑫設立の登記
⑬官公署への届け出
